しばらく閉じていた両目を、ゆっくり見開く。
左目に映る、温かな網膜投影広告の世界。
しかし右目には、冷たいアスファルトの街だけが映っていた。
やはり気のせいじゃなかった。
これは、掴まされたな。イタズラにもほどがある。
なんというか、左右バラバラになった半身を、無理矢理繋ぎ合わせているような感覚。そういえばそんな特撮ヒーローが大昔いた気がする。あんな感じなのかも。
正直、少し不安になる。身体がオフラインになるなんて、それこそ何年ぶりだろうか。まるで半裸——上下じゃなくて左右——で、街中に立たされているような気分だ。
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01
Naked eyes after shed tears
Hiroyuki Arakawa
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02
nakanoshima
wat
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03
One's majority
TAKAMI
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04
Awakening
Project-G
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05
Retroid
Atomic
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06
Blaster Weapon
Kouki Izumi
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07
Brains
Q'HEY
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08
I’d be eyes
Homma Honganji
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09
Fictional interior
Shinji Hosoe
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10
Rendezvous
Tomohiro Nakamura
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11
Last Scene
HIROSHI WATANABE
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Designer
clocknote.
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Illustrator
reoenl.
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Mastering
Hedonist
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Original Story
有馬トモユキ
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Booklet Story
kagawa daichi
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Director
Takayuki Kamiya
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Producer
YsK439
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Special Thanks
MOGRA, 秋葉原重工, ginrei